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おことわり
 ここではその気になれば誰でもが購入可能なものを中心に取り上げています。
 全国に普及していると考えられるもの、お店が発送を受け付けてくれるものを選んでいますが、一度注文したら、次回からは顧客番号で..などという「通信販売」のシステムが整備されているわけではありません。また、発送専用の電話番号もないところが大半で、各店の電話番号を記載することに、わたしは抵抗を感じます。 代わりに、店の所在地や出店しているデパート等をお知らせしていますので、興味のある方は、後少し、手間をかけていただければ幸いです。
 なお、各店のHPアドレスに関しては、確認日時を明記しました。
 
                    00/09/27(改稿 02/09/30 )



 

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マルキン食品の「蜜いもグラッセ」

 いつかのじゃが彩同様に、パッケージにひかれて購入したさつまいものお菓子....。
 種子島産安納いも使用という文字も,赤い帯に白抜きでバッチリめだってましたが、アピール性の高い特殊な素材に関しては、「ああ、あれね!」というわけにはいかず、アンノウという呼び名にも、わたしはちょっと迷いました。糖度が高く、別名蜜いもと呼ばれているさつまいもだそうで、(パッケージの)濃いオレンジ色がいかにもおいしそうでした。
 中の実物は、糖の結晶が表面を白っぽくしていて、少々見栄えは劣りますが、クチナシ色素の効果を差し引いて見ても、ちょっとちがうお芋さんとしてのインパクトは充分でした。
 手作り感いっぱいのふぞろいなキューブ型グラッセは、外側は水分がとんでいて、また、皮も一緒に加工されているので幾分固めの仕上がりです。羊羹とソフトクッキーの中間のような、噛み応えのある食感は、蜜芋を味わうのにちょうどいい気もしますけど、オーブンで温めると、食感はソフトになって、これも悪くない感じでした。お芋の味は、温めた方がひきだされるかもしれません。


 製造者は、小豆島の丸金(マルキン)食品ですが....公式HPでは、しょうゆ豆等の豆類が看板商品のようで、蜜いもグラッセの紹介はありません。マルキン違いかと思いましたが、所在地、連絡先が一致しているので、製造はしていても販売は担っていない野田と解釈しましょうか....。大丸百貨店、成城石井等のオンラインショップで取り扱われています。
 

 同種の商品が他数社からも販売されているようで、安納いもグラッセのキーワードで比較することができます。
 ただ...商品の他にパッケージの画像も一緒に紹介されているには、マルキン食品の蜜芋グラッセの他には殆ど見かけませんでした。透明な袋にラベルが貼られているものを、2カ所で見かけたくらいでしょうか。食ベ比べてはいないので、実際のところ...は、わかりかねますが、商品名もパッケージも、他社との違いがハッキリしている蜜芋グラッセは、製造者のこだわりが外観だけではなく商品自体にも反映されていると期待したくなります。


 素材の持ち味を活かした素朴なお茶請け...実は、どこも似たような仕上がりかもしれませんが、第一印象にも手抜かりがなかったマルキン食品蜜いもグラッセが、わたしのお薦めです!

 成城石井 (マルキン食品の蜜いもグラッセ取り扱いページ。2010年11月10日確認済み)

 大丸通信販売 (マルキン食品の蜜いもグラッセ取り扱いページ。2010年11月10日確認済み)

                                        10/11/10 

夢百笑の「種子島蜜芋 干し蜜芋」

 安納芋繋がりで、偶然に見つけた商品が、左イメージ、ビックリ価格の干し蜜芋でした。

 ....一袋1050円の干し芋です!
 一番最後に干し芋を食べたのは、何年前だったかという頻度に加えて、わたしは、自分で購入したこともほとんどないので、干し芋の標準価格にくわしいわけではありませんが、一袋1000円の干し芋の記憶はありません。一応、ネットショッピングで干し芋をチェックしてみたところ、程度の差はあれ、どれもが数百円の内におさまっているようでした。

 種子島蜜芋 干し蜜芋は、一袋の分量は200グラムで多めかと思いますが、ゼロの数が一つ違うほどの分量差ではありませんよね。
 となると......よっぽど、味がちがうんじゃないかと.....。思っちゃいましたね〜。これで、数百円の物と大差のない仕上がりだったら、生き残れるはずがないじゃありませんか。しかも、干し芋ではなく干し蜜芋のキーワードでは、夢百笑の他には商品が見当たらないということは、これは、唯一入手可能な安納芋の干し芋と言うわけで、見なかったことにはできませんでした。干し芋が大好物というわけではありませんでしたが、安納芋への興味は大きかったのです。

 蜜芋を一度焼いてから干し芋にするという独自の仕上げも、希少価値を高めそうな干し蜜芋を、オーブントースターで軽く炙ったのが右イメージです。
 重量感のあるスティックは、しっとり、ねっとりとした柔らかな、ペーストのような口当りが印象的でした。繊維質がほとんど残らないのは,成形の結果か、安納芋の特性が活かされたのかはわかりませんけど、まるで、お芋のみで作ったスイートポテトのような感じがします。さすがに、こんな干し芋初めて!!と言える逸品でした。
 夢百笑の公式HP他、干し蜜芋のキーワードで数店舗の取扱店が見つかりますが、残念ながら、4袋単位の販売も、価格も見事に横並びです。ポイント、送料を考えれば、公式サイトのオンラインショッピングよりも他のサイトの利用の方がメリットがあることも否めませんが、他の商品(蜜芋スイーツ、スティックフライなど)も興味をそそられるものばかりなので、まずは公式HP、要チェックです。

 夢百笑公式HP (2010年11月10日 確認済み)


                                       10/11/10 

松屋の「鶏卵素麺 たばね」

 2010年末、リニューアルしたデパ地下で鶏卵素麺を見かけて購入したところ、記憶にあるものと風味も食感も違った為に納得できず、年の瀬も押し迫った頃に松屋からたばねを取り寄せました。

 ポルトガルから伝わったと言われる鶏卵素麺は、カステラとは違う伝わり方をしたと見えて、販売店舗も決して多くはなく、すぐそばにあるお菓子ではありません。我家でも出会いの回数は少なくて、しかもこれまで自分で買ったことは無い商品でした。

 それで、記憶とは微妙に異なる商品にも食指が動いてしまったわけですけど、これは違った....では実際には食べたかったのはどこ(どの店)のかというと、どこのだったんだろう....?となった時の決めてが、たばねの形でした。幸いといいましょうか、他店では同じ形は無かったので、求めていたのは松屋鶏卵素麺だと確信できました。松屋にも、他店と同様に長い素麺状のものが一塊にされた定番とも言える商品がありますが、今回は、念には念を入れてたばねを注文しました。昆布に見立てた求肥で結ばれ一口大成形されたたばねは多少割高ですが、手間を思えば仕方ないですね。
 たばね、そしてておそらく、たばねに限らず松屋鶏卵素麺は、ざらつき感の残る仕上がりが特徴かと考えます。艶やかな1本1本はしっとりと見えて、綺麗に束ねられた切り口は蜜を繋ぎに一体化しているようにも見えるのですが、口に含むとしっかりと粉の質感が....。え〜と、想像力を逞しくして印象を言えば、粗目砂糖をすりこぎでパウダー状にして、それを、打ち粉代わりに使った結果、いい具合につなぎになって生地との一体化が進む過程で、打ち粉のまま残っている一部が食感に特色をもたらしている感じです。(粗目砂糖の打ち粉使いはあくまで例え。念のため。)
 原材料が卵黄と砂糖だけなのですから、しっとりしててもざらついていても甘いです。ただ不思議なもので、
ちょっとしたざらつき感が、濃厚な甘さを調整してくれる気がします。甘いと判っているお菓子に調整を期待するのかといわれれば....水飴だけよりも和三盆があったほうが嬉しいなという..好みの問題ですね。
 ちなみに、デパ地下で買ったものは、ところどころに蜜の固まりが出来ているくらいに全体にウェット、かつ生地が固めでほぐれやすく、1本づつの...細い線状の生地の主張が強い感じです。もうひとつ、生地はソフトで仕上がりはウェット、玉子の風味が強いものもあって、食べ比べるのも楽しいですが、はずせない一番好みは要取り寄せです。

 
松屋の公式HPではオンラインショップの環境も整えられているので、少しの手間で大きな感動がやってきます。

 松屋公式HP (2011年1月12日 確認済み)   

                                     11/01/12 

 



湧水の里の「名水 鶴の子 わらび餅」

 原材料にはわらび粉の代わりに、丸大豆、澱粉、本葛、寒天の記載がある、名水 鶴の子 わらび餅。“豆にこだわり水をもとめて”生み出されたオリジナルの一品かと思いますが、本葛が使われているのにもかかわらず、おもしろいことに、葛餅ではなくわらび餅と言われて違和感の無い食感に仕上がっています。

 
5歳のころ、父の仕事の関係で生まれ育った関西圏から関東以北に引っ越した時に、それまでごく普通に見かけていたわらび餅が(スーパーなどで)見当たらず、わらび餅に執着するわたしに、その後は数年...(かな?)は母が粉を買ってきて自家製わらび餅を作ってくれたのですが、店のものに比べてにツルルンとした感じが不足していて、子供心に、買ってくる物と手作りの物との違いかと納得したものです。とろこが、母が使っていたのが本葛粉でして、わたしは5歳の時に、知らず、葛餅デビューしていたのでした。それはそれでおいしかったのですが....随分後になって、葛粉とは別にわらび餅粉と言う物を発見したわたしが、その話をすると、母は自分が葛粉を使っていたことに何の驚きも示しませんでした。じゃ、作っていたのはわらび餅じゃなくて葛餅だったのでは?と主張するわたしに、類似品に関してアバウトに乗り切る母は言いましたね。「どっちもおんなじじゃない。」
 
違うのよ。
 くだんのわらび餅粉を使ってみたら、昔懐かしの(葛持ちとすり替えられた記憶の)わらび餅 が再現できたんですから!
 

 
で、何故の昔話かと言いますと、わたしにとっては、わらび餅と葛餅は違いハッキリの,似て非なる物だったということでして....それなのに、本葛を原材料に作られた名水 鶴の子 わらび餅がわらび餅としておいしかったという話です。
 白玉の団子のように見える球形の餅には、
つるんとした口当りとごく柔らかな弾力に加えて、水分を感じさせられる爽やかさがありました。幾分、名水の暗示がありうかもしれませんが、冷蔵庫でしっかり冷やしても固くならず、食感が損なわれないのは、配合の妙でしょうか。ミルクの甘みを感じるのはおそらく色からの錯覚ですが、わらび持ち自体に使われている丸大豆が、独特の風味付けに貢献しているかもしれません。

 頂き物なので、入手方法の情報は不足しています。
 ルスツリゾートから近くといえば近く...らしいですけど、交通手段が限定されるようすなので、将来に向けての通販対応を期待しつついしつつ、いまのところは、機会があれば、
湧き水の里へ....!というところでしょうか。

                                     11/02/14 

 

YOSHIMIの「札幌おかき Oh! 焼とうきび」

 2011年1月には無かったのに、7月には新千歳空港内各店でひときわ目立っていたのが焼きとうきびのパッケージ。とうきび風味のおかきは、そういえば、これまで無かったっけね〜などと思いつつ、試しに一つ買って、ルスツに持ち込みました。

 トウモロコシのお菓子で連想するのは、とうきびチョコと....チョコと...チョコ以外になにかお菓子になってたっけ?というわけで、名物の割にはお菓子部門参入では、かぼちゃやじゃがいもに遅れを取っている感じですよね。まあ、手を加えて本来のおいしさ以上(か、同レベル)に変身させるのは難しい素材のなのかもしれません。すぐに思いつくチョコにしても、わたしはノーサンキューだったので、普通なら、とうきび風味のおかきが新発売になったからといって、飛びつくような物でもありません。ただ、今回はいびつな粒に焦げ目が付いたとうきびのイラストに惹かれれちゃったとでもいいましょうか。記憶にある焼きとうきびの味とむすびついて、おかきをおいしそうだと思っちゃった....。
 それでも、期待した程でも無かった場合に備えて、買ったのは1箱だけ。まずはルスツ滞在中に味見をして...と、慎重でした。

 で、ルスツのショップで見つけた時は迷わず8箱購入するくらいに、札幌おかき Oh! 焼きとうきびは我家のツボにはまったのでした。小袋の中味は、乾燥コーンの粒が混ざっている事意外は北菓楼をはじめ、他でもおなじみの『見た目』でしたが、味は、いやあ〜、どうして今まで無かったのかが不思議なくらいによくあってました。おかきの食感とコーンの風味が!

 イカに帆立、エビ味のおかきが次々登場するなかで、満を持してのごとく表れたコーン味は、とうきびの甘みと醤油の香ばしさを纏って、クセのない,でもクセになりそうな味に仕上がってました。
 
 先日、売り上げ高に定評のある梅田のデパートで開催された北海道展で、この、札幌おかき Oh! 焼きとうきびの案内板のとろだけ、他のブースと全く違う長蛇の列が出来ていたので、早くもブーム到来で入手困難商品に浮上してしまった...と驚きつつも納得したものでしたが、夕方に再度会場を覗いたところ、驚くべき賑わいはどうやら隣接していたじゃがポックルが原因だったようで、じゃがポックル完売の立て看板の横で、札幌おかき Oh !焼きとうきびは,制限無く何箱でも買う事が出来ました。........ありがたや....。
 大阪ではまだ認知度が低かったようです。が、それも時間の問題じゃないかなという気がします。

 YOSHIMIのオンラインショッピングでは、4箱単位で送料込み価格で販売されています。

 YOSHIMI公式オンラインショップ (2011年10月20日 確認済み)


                                     11/10/20 

 




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