ぽっくる農園(宮崎)の「おいもぽっくる」
2009年3月中旬、とあるテレビ番組にゲスト出演なさったお馴染みの知事さんが、手みやげにと紙袋から出した箱が、左イメージのおいもぽっくる.....。番組内では特にこの商品に関してのコメントは無かったものの、何しろその少し前に、2009年はおさつ彩の発売予定がない事が判明してショックを受けていた所でしたから、我家はもちろん、おいもぽっくるへの過剰反応に見舞われました。
商品名(と箱の感じ)から連想するのは,いうまでもなく、じゃがポックルです。じゃが彩とじゃがポックルの類似性を思えば、今年は製造されないというおさつ彩のかわりに、おいもぽっくるに食指が動くのは当然ではありませんか。
もう少し情報をと、おいもぽっくるキーワードで検索したところ、じゃが彩、おさつ彩、じゃがポックル(いずれも製造はカルビー)とは繋がるはなく、商品名は発売者のぽっくる農園に由来するとか....。う〜ん、どうも氏素性が....。繋がりがないなら、いっそ、もっと潔いネーミングにして欲しかった。アクセル全開状態の食指にブレーキがかかりかけましたが、ただ、おさつ彩が入手できないと判った時期においもぽっくるの存在を知ったというのも縁かもしれません。
まずは食べてみなくてはということで、限定販売と言われる福岡空港内ショップから取り寄せました。一人5箱までとの数量制限はあるものの、代引きでの発送は受け付けていたので、購入手続きは問い合わせの電話でそのまま済ます事が出来ました。なにごとも、尋ねてみるものですね。
届いた現物は、商品名と同様にじゃがポックルを連想させられる仕様でしたが、第一印象は、少々期待を下回るものでした。商品名のフォントもレイアウトもわたしの好みとは違いますし、商品自体は1〜2cm程度の細かいものが多く、外箱のイメージのようにそこそこ揃ったスティック状とは言えず、見栄えが劣ります。輸送中に折れたとは考えにくいので、おそらく最初から長短混在(短が多い)の不揃いなものなのでしょうね。
食感は意外にハードでした。密度が高いと言った方がいいかもしれません。小袋の内容量は20グラム、じゃがポックルよりも2グラム多めですが、分量は何となく少なめ...それだけ重いんでしょうね。
日向灘の天然焼き塩で仕上げたとのことで、口に含んですぐは昆布風味(昆布エキス粉末使用)の塩味が、その後にほんのりとさつまいもの甘さが楽しめます。
塩味ごと噛み砕くよりは、じっくりと段階を踏んだ方が素材の風味を堪能できる感じで、その意味では、仕上げの塩はもう少し控えめでもいいような気がしました。ただ、日向灘の焼き塩も、なかなか良い風味です。
塩味で仕上げたさつまいも素材のスティック状スナック...... 製造者が違うだけあって、おさつ彩の代わりにはなりませんが、これはこれでおいしいです。
初登場はいつだったのか、 知名度や話題性がどこまで上昇しているのか判りませんが、現在は宮崎県推奨の優良県産品の認定を得ていて、物産館など、福岡空港外での入手の機会もあるようです。
09/03/29 
味紀行うち川の「海老しゅうぼう」
あれば便利な冷凍食品という軽いノリで購入したところ、好みのツボにはまって大騒ぎ! 今や、我家の冷凍庫の常備品となっっているのが、味紀行うち川の海老しゅうぼうです。
スープで加熱していただく海老しゅうぼうの、主な具材はもちろん海老と、嬉しいことにたけのこ!もっちりとした皮に包まれた具材の歯ごたえが、クセになる逸品です。
パッケージに記載の“おいしいお召し上がり方”には、別売の特製スープとありますが、いままでのところ、ひとパック(230g、通常10個)にスープ(の素)2個がついてきています。公式HPでの商品紹介でもスープ付きとなっているので....たぶん、別売のスープの必要になることはないと考えますが、実はこのスープがまた、たいそう良い味なのです!
中華のコクと和の繊細さを併せ持ったような、クセがないのに主張はしっかりしている、掛値なしの特製品で、海老しゅうぼうを別の調理方法(揚げる、焼く、蒸す)で消費しても、スープの素が余ってもったいないという懸念はありません。
調理方法としては焼いたり蒸したりもわるくありませんが、
特色を活かすには、揚げるのがお勧めです。比較的厚みのあるしっかりとした皮が香ばしくカリッと仕上がる一方で、中味のジューシーさには驚かされます。
ただ、手軽さ一番のスープ仕立てが一番味わい深いのも事実。
特性スープを含んだ海老やたけのこは言うまでもなく、皮のおいしさが際立ちます。改めて見ると、具材に対して皮のサイズが大きめですね。すり身ではない海老そのものをきちんとと包み込むには、厚みも大きさも必要なのかもしれませんが、その皮が、皮だけでも十分においしいというのが感心ではありませんか。
ボリュームがある分、1個あたりのエネルギーも高めで、サイドメニューとしての利用が多い我家では、スープの素を一袋半量にして袋数を増やして欲しいところです。
公式HP、オンラインショッピングで取り寄せが出来ます。
ただ、会社概要と同様、あるいはそれ以上に
商品説明が簡潔すぎて、残念な気がします。我家でもきっかけは、契約している百貨店の宅配カタログで見つけた便利もの...でしたけど、パッケージ入りの外観だけでは、格別のおいしさが見えないのが惜しまれます。
ということで、スープから引き上げた海老しゅうぼうを箸で割ってみました。
上のイメージで、皮の弾力と充足した中味が伝わるでしょうか? 取り寄せて損のない一品かと思います。
しゅうぼう公式HP (2009年5月21日確認済み)
09/05/21 
カルビーの「Vegips」
おさつ彩の製造はいつからですか...?まだですか?とカルビーに問い合わせていた時にさつまいも素材のスナックなら....と『お客様相談係』のスタッフから紹介を受けたのが、Vegipsでした。4ヶ月ほど前の話ですね。
で,その時は「それはソシオさんから発売されているんですか?」「いえ、カルビーからなんですが...。」「あ、じゃ、けっこうです。」などと失礼な発言をして、詳細も聞かずに電話を切った(なにしろ、ソシオ工房のおさつ彩に執着していたわけですから)ものでしたが、それでもちゃんと、出会いは訪れました。
偶然目に付いた商品が、カルビーのスタッフから紹介されたものだと思い当たったのは、少しばかり後になってのことですが、棚の前を素通りしなかったのは、自覚はなくても、4ヶ月前の情報の記憶が残っていたからでしょうね。
Vegips は2種類あって、赤系パッケージは さつまいもとかぼちゃ、グリーン系はタマネギとじゃがいもとかぼちゃのミックスチップスです。わたしが飢えていたのはさつまいもの素材でしたから、まよわず赤を購入しました。中味はよくある普通の薄いスライスチップス。大きさも形も様々で.....小さいかけらも少なくないし、見た目は、う〜ん、綺麗ではありません。わたしが抱いてる、ジャンクフードのイメージそのままの見栄えです。でも、これは“気軽においしく野菜づきあい”の“野菜そのまま製法”Vegipsですから、多分ヘルシー.......でもないようで、栄養成分表示には、カリウムもビタミンも記載されていません。
しっかりカロリーも高くて、野菜そのままの効果はどこに? と思ったら、風味にありました!
甘いです!もちろん素材の持つ甘さですが、下ごしらえで天日干しでもしたかのような濃い味は、野菜そのまま以上ではありませんか!
昨今“※※の.....”と産地や製法が特定されて、こだわることがもあたりまえになってきた塩も使われず、素材だけの持ち味で勝負というのは、ごまかしがきかないだけに、味も食感も、それぞれの特色豊かに仕上がっています。
かぼちゃやさつまいも好きにはツボにはまるスナックです。
ただ、かぼちゃ嫌いの主人はさつまいもばかり... おさつ彩、おさつ彩、と騒いでいた母は、なぜかかぼちゃばかりを選んで食べるという有様で、ミックスのデメリットは否めません。個別の袋が発売されるのが望ましいし、さつまいもならさつまいもだけの有色ミックスなどあれば、なおうれしい...ですが、その前に、入手困難な状況の改善を!
最初に見つけたのが、特に探してもいない時に偶然に...だったので、 危機感がなかったせいもあって、再会までの道のりは、長かったです。結局、自宅周辺ににかぎらず大阪市内まで探索範囲を拡げても、取扱いがあるのは、最初に見つけた店舗だけ(近くない!)でした。
製造も販売もカルビーながら、カルビーのHPにも紹介がありませんし、 おさつ彩の代わりにと、お客様相談係が教えてくれたスナックは、レアレベルもまた、おさつ彩並みだったのでした。
09/06/28 
芋屋長兵衛の「いきなり団子」
昨今はスーパーのおやつコーナーなどで目にする機会も少なくないいきなり団子。割と長い期間、わたしは、それが熊本県の郷土菓子とは知らず、好物のさつまいものお団子というノリでで購入していた気がします。
さつまいもを餡と団子生地を包んだ蒸し菓子は、お惣菜同様にスーパーの奥の厨房などで作られている感じがあって、その時点で“名物”に結び付く雰囲気はありませんでした。
おいしいと思って買ってましたが、ものすごくおいしいかといえば....まあ、さつまいもとお団子が好きな者にとってはハズレは無いよねと言えばいいでしょうか。買い物のついでに見かければ買うこともあるけど、それを買うためにわざわざ出かけはしないというレベルのおいしさだったと思います。
ところが、本場...というべきでしょうか、熊本より届いた5色のいきなり団子は、わざわざ取り寄せたくなる“名物”だったのです。
もともとは一般家庭で作られ続けている“手軽にできる伝統菓子”とのことで、販売されているものも黒餡、白餡....店によってはもう一種、というのがよくあるパターンのようで、芋屋長兵衛の5種のバリエーションは、やっぱり珍しいといえそうです。各フレーバーの生地にも色が反映されて、素朴ながらもなかなか美しい見栄もインパクトがありますよね。
右イメージは紫芋と桜餡。
割と肉厚の、モチモチとした団子生地とボリュームのあるるホッコリサツマイモを、風味豊かな餡がいい具合に繋ぎ合わせて、特色のある銘菓になっています。
フレーバーは他によもぎと黒糖、それに基本形と思われるプレーン。
オンラインストアでは、フレーバーの単品選択は出来ず、セットで販売(冷凍)されています。
芋屋長兵衛公式HP (2010年1月13日確認済み)
10/01/13 
ポテトファームの 「じゃがポックル」(北海道限定)
ポテトファーム(ポテトファームは北海道限定のブランド名だそうで...。)の..というよりもカルビーのと言った方が分かりやすい、人気商品が左のじゃがポックル。おいしい北海道のじゃがいもを皮ごとスティック状にスライスして、カルビー独自の製法で作り上げたと言われるポテトチップス...ではなく...スナックですね。
2007年9月下旬、新千歳空港無いのショップで、じゃがポックルがダンボールから出され始めた所に遭遇、レジに長蛇の列ができる前にすんなりと購入することができました。
40日ほど前の8月は、主人がそれなりに意識して見回ったにもかかわらず、陰も形もなかったという...入手は運任せの北海道限定スナックは、一箱に小袋10個入り。結構カサが高い商品で、3箱(一人3箱までの制限つき)持ち歩くのは少々気合いが必要でした。 事前情報を持っていなければ....おそらく素通り...人ごみを避けて近寄らなかったのかもしれませんが、棚ボタ式の幸運に冷静に対応するには,わたしもまだまだ修行不足。
「じゃがポックルだ。」と思った瞬間、条件反射的に3箱抱えててました。
迷っているうちに、ハイ、売り切れとなってしまいそうな雰囲気だったんですよね。
カリッっとしてサクサクッと来る未体験の歯触り...と,同梱のしおりに紹介されていますが、なるほど...と思いつつも,印象的だったのは、それよりも口にした瞬間の風味でした。
素材にこだわったじゃがポックルには、オホーツクの焼き塩を使っているそうで、
その塩の加減でしょうか...スティックの表面は、微妙に面白い味がします。塩味にコンソメスープが混ざったような風味です。オホーツクの塩の豊富なミネラル成分の旨味故となると....昆布の隠し味を感じると言った方が『正解』なのかもしれませんが....う〜ん、ひらめいたのはコンソメ...でしょうか。
最初はふ〜んという感じだったのが、 じわりじわりとツボにはまってくるような味でした。はまってしまうと、これは入手困難なだけに不幸の始まりです。
ということで、じゃがポックルへの集中を回避するために、いもささめを一緒に味わうのがお勧めです。実は、じゃがポックルは、SOCIOの じゃが彩のいもささめ(こちらも製造はカルビー)に(左イメージ)に酷似しているというのが、我が家の見解でして、北海道限定のじゃがポックルがなくても、じゃが彩があるさと思える、ありがたい商品なのでした。 もしろん、ともに、素材が活きてるこだわりのスナックです。いもが違えば,食感にも味にも微妙な差はありますけど、混ざってしまうと,見分けが困難なくらいの差です。
道外在住者は,ナチュラルローソンを探して、いもささめを試してみるのも一案ですね。
07/11/02
カルビーの「じゃがほっこり」と「おさつほっこり」
新幹線の博多駅構内の土産物店で、数年前の一時期に激しい争奪線が繰り広げられた、北海道限定スナック、じゃがポックルの類似品を見つけました。その名もじゃがほっこりと、こちらは素材違いでおさつほっこりもありました。
実際には、そっくりだったのは箱の大きさくらいで、色使いもレイアウトもちっともにてはいなかったんですけどね、ただ、通りから、店内に詰まれているモノを目にして、見覚えがあると思い込んだのが、購入のきっかけでした。あてにならない記憶も、縁結びの役にはたったということですね。
もっとも、地域限定、土地の素材、こだわりの塩、食感のアピール等のコンセプトはそっくりさんでして、じゃがほっこりからじゃがポックルを連想するのは、そうトンチンカンなことでもないんですよね。
わたしが最初に興味を持ったのはおさつほこっりの方だけでした。
SOSHIOのおさつ彩が製造されなくなってから、それにかわるサツマイモ素材のスナックをもとめ続けてはや数年....テレビで見かけたおいもぽっくるをとりよせたり、カスタマーセンタースタッフお勧めのベジップスを試してみたり...それはそれでおいしいけど、代わりにはならない...。で、おいもほっこりはといえば、あきらかに(おさつ彩とは)ちがうものでしたが、種子島産安納芋100%使用となれば、イヤでも食指が動くというものです。一方じゃがほっこりは、いわゆる厚切りポテトチップス。往路の途中で買う程のものでも...という感じでしたが、じゃがいも大好きの主人の興味はもっぱらじゃがほっこりに。単なる厚切りポテトチップスかどうかは食べてみなくちゃと言うことで、結局両方(ついでにおいもぽっくるも)買って、ハウステンボス号に乗り込みました。現地(ハウステンボス)で食べて、おいしけりゃ、帰りに思いきって買えますしね。 帰りの乗り継ぎ時間中に焦らなくてもいいように、レジで発送用の送り状ももらいました。スタッフに確認したところ、購入数量に制限はなく、好きなだけ買えるというので、風味に対する期待値は、少しさがりました。需要が供給を上回るほどの現象はおきていないってことですもんね。
而して、実態は....。
おいしいじゃありませんか!
チップスのようなパリッという歯ごたえではなく、ザクッと一口、口の中での噛み応えはサクサクサク、個人的には、じゃがポックルよりも、かなり、感動させられました。厚みがあるので、クリスピー感は全くなく、かといって厚さ故の固さもないんですね。正真正銘の新食感は、九州産のじゃがいもの力でしょうか...。五島灘の塩は、主張しすぎず、じゃがいもの風味にむしろ甘さのアクセントをそえるような感じで、完璧でした。
おさつほっこりの方は、塩もつかわれず、味付けはなし。安納いもの風味だけでの勝負です。製法や厚みへのこだわりなどは、じゃがほっこりと同様の説明書きがありますが、おさつほっこりの一口目は、やはりパリッという、馴染みの範囲野口当りで、厚みの分だけ固さもありました。黄色い色目はさすがにインパクトがあるものの、小袋の中で割れて、パッケージのイメージのような1枚ものがわずかになってしまっているのが残念です。
じゃがほっこりは1箱、22グラム入りが6袋にたいして、おさつほっこりは13グラムが8袋....われやすいんでしょうね。
ブームが起きない....といいましょうか、(その気が無くても、情報の押し売りがあるくらいの)話題になっている様子が無いのが不思議な限定ものは、通販での取り寄せも可能というありがたい環境にあります。供給が安定しているうちに、試してハズレはありません。
13/03/14
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