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JUNのトマムレポート・2007
                 トマムらしさ復活の兆し...
                               

 2007年2月、星野リゾートの単独運営2年目のトマムで遊んで参りました。
 昨年はマイナスポイントてんこもりの中で、『執着心』を糧に縁を繋いだ印象も否めませんでしたが、他への浮気心具現化することなく再訪したトマムで、今季は「我慢のご褒美」をもらってきた気分です。施設の利用は限定的でしたが、一昔前のトマムらしさを思わせられるような、快適な休日を過ごすことが叶いました。
 ただ、それが今後トマム全体に浸透するかと言えば、 おそらくは否!エリアの中で、需要に応じた供給の『住み分け』が始まるような気もします。今年の再構築後、西エリアにトマムらしさは残らないかもしれませんが、利用施設を選ぶことで、自分にとっての快適さは確保できるように思えてきました。(総合 雪花 三角 ベイクブレッド ガレリア
                              07/02/25  



     

 JUNのトマムレポート 2007  ガレリア

 
  2007年は。冬期、夏期ともに、宿泊施設は、ガレリアを利用しました。
 
 左イメージは8月中旬の早朝、グリーンシーズンのセールスポイントの一つでもある雲海に包まれたエリアを、客室内から撮影したものです。
 やはり、場所の特異性は、色あせない魅力だと感じ入ってしまう、見事な眺めですよね。

 
 ガレリアの客室内についてはこちらにイメージとコメントを記載していますが、この時点と比較して、室内のクロス張り替えを始め、いくつか印象深い変化がありました。


 その一つは、トイレ、シャワー付き便座の設置でしょうか。
 分割運営時代に一度設置され、その後、リゾートマネージメントの運営撤退時に、取り外されてしまった設備ですが、ブランクは、約1年、2007年スキーシーズンには、便座のふたの自動開閉機能がプラスされた設備が取り付けられました。いったん設置された便利ものは、撤去されると、『もとにもどった』というのではなく『後退した』という感じで、10ポイントアップが20ポイントダウンにもなるもの....意外に早い『巻き返し』は、本当にありがたかったです。
  右下のイメージだけで違いはわかりにくいですが...壁側にセンサーが設置されていて、近づくとフタが「いらっしゃいませ」というように上がります。トイレットペーパーホルダー上の、リモコンでも操作が可能。
 ちなみにエリア内、パブリックのトイレには、設置完了済みとか...。未設置は、タワー客室...でしょうか?

 アメニティーもボトル式容器の、詰め替え設置仕様にかわっています。(下イメージ、鏡の前の色違いの3本)
 記念にお持ち帰り..はかなわなくなりましたが、アメニティーを持ち帰ったのは、我が家では“WHITE XMAS VALLEY TOMAMU ” が最後。それ以降は、変わるたびに興ざめするデザインでしたし、(デザインも無い?)それとなら、ボトル容器の方がまだマシな感じがします。いわゆる無駄を省き、環境に配慮する理由付け(?)で、最近よくある傾向ともいえますね。我が家は、最初に見たのがロンドンのフォーシーズンズだっったので、刷り込みイメージは悪くはないです。

 冬期は、洗面台の前に置かれていたものが、夏期は、シャワーズースの中にありました。まだ、定位置が決まっていないのかな...?この大きさになると、シャワーブース内では下に置く他ありません。 腰をかがめてノズルを押す姿勢は...美しくはない...ので、覚悟しましょう。ブース外から見えます。


 イメージ、鏡に映っている 木のドアがサウナルーム、隣がシャワーブース、
 
ふたつの洗面シンクの前に丸鏡、その間に大鏡と、カウンター、スツールがあります。

 備品に関しては グリーンシーズンから、トイレ内のハンドタオルが大きめサイズのタオルハンカチになっていました。リネン類には予備もありましたし、特に問題はありませんが、これは、もともとバスルームに用意(洗面台の上にたたんで)されていたものなので、それを知っているゲストにとっては、ハンドタオルが2枚少なくなったということになりますね。

 逆に、グリーンシーズンから増えた アメニティーもあります。
 ボディースポンジ! 圧縮され、ペタンコの状態で、歯ブラシや簡易ブラシと一緒にトレイに入っていました、袋から出して、水分を含ませると、マッサージ効果もある(らしい)スポンジに早変わりします。備品のタオルはお風呂タオルとしては(厚みがあって、重いので)使いにくい為に、一頃はボディブラシを持参していた(最近は薄手のタオル)我が家には、ありがたいニューアイテムでした。封を切らなければ、非常にコンパクトなので、余ったスポンジは持ち帰りました。アメニティに食指
が動いたのは、ほんとうに久しぶりです。

 そして、もうひとつ、夏期利用で一番驚いたと言っていいのが、寝間着のリニューアル!
 従来の浴衣から、ガウンタイプにかわりました。(右イメージ)
 
 昨年夏、木林の湯の悪影響か...客室外でも浴衣姿で歩くゲストが現れてました。驚愕したわたしは、話す機会のあったスタッフに、いっそ、浴衣の廃止を提案したのを覚えていますが、正直なところ、『期待しない話』でした。冬期は、変化なしでしたしね...。

 ですから、 ガウンタイプへの変更はうれしい誤算です。
 長く、見慣れたアルファのAのロゴマークがなくなるのはちょっと...ですし、ワップル生地の胸のTomamuの刺繍も、もうひと工夫...オリジナリティを望みたいという欲も感じましたが、何はともあれ、これで、パブリックエリアを歩く人はいない(..ですよね?)ので、今後、場違いな姿を目にするストレスからは解放されそうです。
 スリッパと違って、浴衣はね〜、見ないようにつとめても、見えてしまうのが、困りものでしたものね。

 また、今回、時間の都合で、 利用はできませんでしたが、ハマナスでは朝食の販売(テイクアウト専用、個数限定、販売日限定)が試みられていました。
 朝食販売時間以外は、冬期と同様に、ハナナスはフリースペースで、自由に利用できるインターネット接続PCとコーヒー(レギュラー、エスプレッソ)マシーン、ティーバッグが用意されています。コーヒー(当然、エスプレッソも紅茶も含めて)は、ハナナス内のみで...という但し書きが、夏期になって追加されました。客室内への持ち出しは不可だそうです。

 ガレリア内のショップは、日中もクローズすることなく開いています。
 時間帯によっては、無人(?)営業で、必要に応じてフロントスタッフが対応してくれます。 『性善説』に基づいた措置ですね...。

 初めて利用のゲストには、無人の売店はマイナスポイントに違いないと考えますし、事実、印象のいい状況とは言えませんが...宿泊施設の各ショップは、チェックアウト時間後の日中数時間はクローズするのが、開発当初(つまりは、バブル時代も含めて)からの慣習で、分かっていながら、ついうっかりと買い物をし損ねたことがが.....売店に出向いて、「あ〜、そうだった。閉まってたんだ。」と無駄足に気づくことが、我が家でも何度かありました。 ましてや初トマムのゲストにとっては、閉まっていることは無人営業以上に大きな問題のはず...となれば、印象よりもゲストの利便性を考慮した結果の措置として、クローズしないことを評価するべきかもしれません。
 慣れましょう。

 
 
  右イメージは、2007年2月、やはりガレリアの客室内から撮影したものです。

 素焼きレンガで覆われた、初期トマムカラーのタワーの景観は、これで見納めとなりました。
 

 2008年スキーシーズンには、外壁のリニューアルを終えたタワー1が、この景観をどうかえていくのか...興味深いですね。

 

            07/08/23