EJUNのトマムレポート・2008 Rリラクゼーションプレイス
2008年スキーシーズン、新たなサービススポットとしてガレリア内にリラクゼーションプレイスが登場しました。
施術メニューはフェイスエステとのオイルトリートメント(フェイスボディ)の組み合わせで、60分〜90分のアロマテラピーコースが用意されています。
ゲストルームでのマッサージサービスや、一時期ホテルの美容室で行われていたフットケアメニューなどとは異なるサービスです。
場所はガレリアUの20階の4つのゲストルームの内の向かい合った2室。 ゲストルームを特に改装したというわけではなく、ゲスト用ベッドを取り除いたベッドルームに施術用のベッド(右下イメージ、手前。ベッドは上下に稼働します。)を入れたのが、主な違いというところでしょうか。他は調度品もほとんどそのままで、ふたつの客室がリラクゼーションプレイスA ととB ( 当ページ内での便宜上の表記)に早変わりです。
施術スタッフはA、Bそれぞれにひとりづつ、つまりは同時間に施術を受けられるのは最大2人までという『狭き門』なので、かなり早めの予約がおすすめです。2月(わたしが初めてお世話になった時)には既に7月の問い合わせがあったという話ですから“利用したいゲスト”と実際に“利用できるゲスト”の数には大きな差が生じている様子です。でも、この問題点は、すぐに解消できるものではありません。行ってみて“空き” があればという期待はせず、利用を望む際は、明日に回さず今日の予約を心がけましょう。
利用日にガレリアに宿泊している場合は予約時間の少し前にスタッフが客室まで迎えに来てくれます。
他の施設に宿泊の場合は、ガレリアのエントランスでのお迎えです。

入室後すぐに(リビングで)靴を履き替え、スリッパでベッドルームへ。
ちなみに、わたしは、館内パブリックスペース移動用に持参していた自前のサンダル履きだったので、履き替えは無し。
事前のカウンセリング、足浴、着替え、施術はすべてベッドルームで行われます。ガレリア20階...ベッドルームはひとつのレイアウトです。リビング、バスルームを含めた広い空間にスタッフとふたりきりです。しかもベッドルームはドア(いわゆる客室のドア。かけてはいにでしょうけど、鍵がかかりますね〜。)から奥まった位置になるので、ちょっと隔離された感じがあります。
初トマムで初利用のゲストには....居心地はどうなのでしょうね?
初トマムではないわたしも、本音を言えば、
2月は一瞬の戸惑いがありました。
予約時(Tomokoさんと)二人同時にとお願いしたのは、もちろん時間節約のためですが、もう一つは、様子が分からない場所に対する精神的な防衛策のようなものでして、ま、なんであれ、一緒の方が安心だよねというノリだったのです。
とろろが一緒だったのはエレベータを降りるまで、施術を受ける場所はAとBに、別別なのでした。
マンションで言えば別の家ですね。初対面の相手と二人だけになって、玄関のドアを閉めて過ごすという状況は、通常なら避けますよね? 必要があって、そうなる時は玄関は解放していた方がいい。相手に対する警戒心や不信感との有無とは関係ありません。閉じた空間は神経を過敏にするという話です。
ですからね、
こういうケースはものすごく苦手だという方は....事前のイメージトレーニングで乗り切ってください。
予期しないまま臨むと、リラクゼーションプレイスで緊張してしまうことになりますからね。
カウンセリングは、問診票への記入から始まります。主な自覚症状をもとに、スタッフがアロマオイル(左上イメージ)を調合してくれます。
筋肉痛、日焼け むくみ等、気になる症状改善に有効なオイルを選んで組み合わせてくれますが、混合して出来上がる香りは様々です。好みの香りがあればリクエストするのもいいでしょうし...いえ,それよりも、苦手な香りに我慢は不要。その香りに包まれるのですから、オイル選びには参加しましょうね。
使用のオイルが決まってから,ペーパーショーツ(用意されています。スタッフはルーム外で待機。)に着替えて、ベッド上でスタンバイです。
オイルはフェイスとボディ、別々に調合されます。
グリーンシーズンには、ボディ用に調合されたオイルをお土産にいただけるようになっていました。(左イメージの黒い瓶。手前はお茶バッグ。)
お茶は、施述後にリビングでいただいたのと同じかと思います。
髪はスタッフが必要に応じてタオルでまとめてくれるので、施術中のストレスは全くといっていいほどありません。ボディのオイルトリートメントは、手のひらゼンタイでゆったりと圧がかけられ、指圧やマッサージのような“効いてる”感には乏しいものの、心地よさは最上級で、かつ意外に筋肉もほぐれて楽になります。
施術中の唯一の問題が、眠気....。
心地よさが睡魔を誘い出すのですが、せっかくの気持ちよさを実感しないのはもったいないとばかりに、貧乏性の理性が睡魔に対抗しようとするわけです。これが...ストレス....。勝ち目のない戦いなので、眠気に襲われたら、潔く身をゆだねることをお勧めします。
施術の後は,リビングで、お茶をいただきつつ、清算手続きです。
アロマオイルの組み合わせのメモもいただけます。
で、一息ついたら退出...と、一人で利用の時は、なるのですが、二人で一緒に利用した際には最後にちょっとひと手間あるのです。ルームキーを持っている方が明らかに早く終わって先に戻っているなら別ですが、コースが同じなら客室に戻る前に合流しなくてはなりません。リラクゼーションプレイスAからBへ、逆でも構いませんが、廊下をはさんでの移動となります。ものの数歩ですが、廊下はパブリックエリア...靴の履き替えが必要です。
6月はサンダル履きのわたしが動きましたが、2月は紐靴だったTomokoさんがわたしの方へ移ってきました。
施術を受けたリラクゼーションプレイスAの出口で室内スリッパから自分の靴に履き替え、廊下を数歩歩いて向かいのリラクゼーションプレイスBの入り口で、靴からスリッパに履き替えての合流でした。合流後に長居するわけでもないので、短時間内に数回の履き替えはマイナスポイントになるかもしれませんね。
ガレリア以外に宿泊のゲストが(友人や母娘一緒に)利用する際には、待ち合わせの必要はより大きくなりますし、冬期はなおさら複数回の履き替えの面倒さが増すと思うのですが...。二人一緒に利用という需要は、まだ少ないのでしょうか...。
リラクゼーションプレイスを20階に置いた理由は判りませんが、15階以下には2ベッドルームのレイアウト客室があるのに、どうして?という疑問は感じます。
一人で利用の際に、リビングで、施術時間が重なった他のゲストとの遭遇を避けるためでしょうか?
でも、AとBに隔離されていても、同時期なら、廊下やエレベーター内で遭遇するわけです。どうせならリビングでお茶をいただきながら,一言二言、言葉をかわしてもよろしいではありませんか。
一人で利用、一緒に利用に関わらず、
施術室(ベッドルームね。)が完全に独立していれば、むしろプレイスエリア内に、セミパブリックスペースがある方がいいと、わたしは思っています。
08/08/05

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