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11月 星野リゾート運営下でコピー,ポスター等は制作されず。ヴィズ,ショップに変化有り。09/03/05
右は、10月にスポルトのロビーで撮影した、2002年度のポスターです。
もちろん、スポルトだけではなく、各宿泊施設をはじめ、ゴルフのスタートハウスやインフォメ−ションセンターなどにも早々と張り出されていて、シルキースノーへの期待を高めさせられました。
トマムのコマーシャルイメージをわたしは毎年楽しみにしているのですけど、にわか仕立ての99年と「やる気がなかったの?」と聞きたくなった2000年のダイジェスト版、“白い楽園。トマムの冬”という、どん底(わたし個人の評価です。この時のイメージ、大好き、という方、ごめんなさいね。)の時期が、今となっては美しさの空白年! 残念ですね。
もっとも、あけてみれば2000年は、“白い楽園....”のコピーもどこへやら、青い月を背景にした“トマムという引力”という、それまでとは全く傾向が違うけれど、見事なイメージが出来上がっていましたし、続く2001年、撮影の苦労話(苫鵡の達人)も納得の“トマムは燦めき”の冴えわたった世界も印象的でした。
98年まで、しばらく続いていた“WHITE X'MAS VALLEYがTOMAMU”のロゴが消えた時にはショックでしたけど、2000年からのトマムはダイナミックな美しさが光りますね。(テレカかカードが欲しい!)
11月のトマムに、なぜ、コマーシャルイメージの話かというと....ないんですね。他に語るべき情報が...。
おそらくは、ゲストの少なさを競い合うのが4月と11月のトマム。何もしない休日を楽しむことができるゲストでなければわざわざ出向いて行っても、空虚さに落ち込むだけかも...ということで、わたしもいまだに11月のトマムの実態を見たことがないのです。
以前は毎月発行だった「苫鵡の達人」のVol,34(96年10月20日発行)では、トマムの11月の楽しみ方という記事があって、ヴィズでの読書、松ぼっくりや、落ち葉の感触を楽しみながらの自然散策、長い夜のスターウォッチング、木林の森でのクラフト体験などが紹介されています。トマムの空間、環境自体が非日常なのだから、それ自体をのんびり楽しみましょう、という提案です。当時でも、それはものすごく贅沢な提案に思えましたけど、昨今の不景気な状況では、とんでもない話で、「なにもしない時間の為にお金を払ってまで、行けないよ〜。」というのが正直なところ。クラフト体験でさえ、今はありませんしね。
ただ、のんびりしましょう、という提案の一方で、この時期の達人たち(「苫鵡の達人」の編集に係わるスタッフ)は、茸採り、砂金採り、ラフティングに出かけて行ったかと思えば、トマムエリア内においては、そばを打ったり、コンコの暖炉をかまどに改造してパン作りに挑戦したり(4月の頃は、おでかけは競馬、作ったものはお豆腐や薫製..エゾモモンガ探し旅も....)と、なかなかにアクティブです。
ゲストも楽しめるアクティビティーに取り入れられたものもあるし、達人たちの楽しみで終わったものもありますが...いづれのレポートも活力に満ちていて、読みごたえがありました。
もしかしたら、11月と寂寥感を結び付けるのはお邪魔する方の感覚かもしれませんね。山も森もスタッフも、いはばゲストから解き放たれて、お客には見せない、いつもと違う顔をしているのかも...。
覗き見したい誘惑を感じないでもありませんけど、う〜ん、やっぱりゴルフがしたい、スキーがしたい....ゲストの限界を感じてしまいます。
....トマムが雪に抱かれるのは、あと1月と、何日か...。その時を待ってトキメキながら過ごすのが、ゲストのオフ月、11月です。がんばりましょう!
01/10/27 

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