5月 星野リゾート運営下でスポルトの夏期クローズが定着しました。
タータンジャンクションの営業時間はゴルフスタート時間とリンクしなくなりました。 09/03/05
風薫る5月、梅雨とその後に続く暑い夏の直前、本州ではもっとも快適なひと月かもしれませんね。北海道でも、雪解けの泥水から解放されて、乾いた道路を走る車が久々に本来の色を取り戻します。連休を前にして、タイヤの交換が行われ、洗車場も賑わいます。ホームセンターの園芸部に花の苗や土を求めて、人が押し掛ける様子は、本格的な春の訪れを感じさせます。
トマムも、もちろん、“例にもれず”で、4月末にはゴルフ場がオープンして、春のアイテムが出揃います。ただ、冬期はマイナス20度なんて言う気温も珍しくはない厳寒のトマムでは、ホントに「いい気候」と思えるのはもう少し先のことかもしれません。以前、5月3日にゴルフを楽しむ予定で行ったところ、2日の未明に雪が降って、青くなった事があります。日中の日差しで雪は解けましたけど...つまりは、上旬は雨ではなく雪が降る可能性もあるということです。
冬期のようにダウンコートやスキーウェアで身を固めて、というわけにはいかない春のトマムでは寒さ対策が欠かせません。もう、クリーニングに出して片付けちゃったもの、と言わずに、ウールのカーディガンかセーターの一枚は持参してくださいね。天気のよい日の昼間はともかく、春夏の素材だけで、5月のトマムの朝晩を過ごすのは厳しいのです。
もちろん、温度の調節が可能な客室内は寒くない温度に設定しておけばいいわけですけど、長く雪に閉ざされていた散策路も、出入りが自由なる春です。バスに頼らず、エリア内を歩いて移動したいと思いませんか?
朝露がまだ消えない木立の中を通り抜けて、朝ゴハンを食べに行く...これもまた、ひとつの贅沢です。いわツバメが乱舞して、耳をすますまでもなくうるさい程に野鳥の鳴き声が聞こえる早朝、冷えた空気は心地よい目覚ましでなくてはなりません。ここで、寒さに震えてしまっては、せっかくのお散歩が台無しです。荷物になるのを厭わずに「寒い時に着るもの」を一枚、お持ちになることをお勧めします。その一枚で、行動範囲が拡がりますからね。
もっとも、ゴルフやテニスで遊ぶには、少し肌寒いくらいの気候は丁度いいわけで、爽快感が満喫できると思います。でも、上旬のゴルフ場はフェアウェイのまん中でも足下の悪いところが残っていますから(なにしろ、雪解けから、さ程時間が経過してないので。)新しいゴルフシューズをこの時におろすのは避けた方がいいかもしれません。
また、宿泊施設と、スタート時間によっては、朝食にゆっくりと時間をかけられない事態が発生します。
例えば、スポルトやガレリアに宿泊して、ゴルフのスタートが8時からというような場合ですね。7時から朝食をとった後、スタートハウスまで行って準備をするのは、けっこうあせります。バスはこの時期、無線対応の場合が多く、バスの時間を待つことなく呼んでもらえるのでロスタイムは少ないですが....。でも、雨さえ降っていなければウォーミングアップを兼ねて早めに行動を起こす事も一案です。
ゴルフのスタートハウスはホテルと道路を挟んで向かい合う位置にありますから、ホテルのレストランを利用することで、気持ちに余裕が生まれます。朝食後に動くのではなく、まず、近くまで行って朝食です。7時のオープン直前には、入り口近くに待機できるように部屋をでましょう。海鮮市場で夕食に臨む時の心構えと同じですね。残念ながら、無線対応といえどもエリア内循環バスのお目覚めは7時以降なので、(以外と寝坊。あと15分早く動きだしてくれたら...と思うのですが。)この場合は歩くことになりますが、散策路を通ればさほどの距離ではありません。
バス(もしくは、リフトを乗り継ぎ、雪中行軍覚悟でゲレンデ伝いに)でしか移動ができなかった冬には遠かったそれぞれの施設が、感じていた程離れていないことに気付くと思います。
また、この時期からスタートハウス横のレストラン、タータンジャンクションが営業を開始するはずです。
2000年までは、豊富な種類のサンドウィッチがメニューの中心でした。(ただし、朝食時間帯は、決められたセットメニューだったかもしれません。)このサンドウィッチのボリュームが、やはり北海道標準(?)なので、プレイの後ならともかく、先にいただく場合はふたりでひとつにしておいた方が無難かもしれません。
連休や週末以外はまだまだ人口密度が低い時期ですから、まだクローズしているレストランもあると思いますが、 そのかわりに、採れたての春の山菜が楽しめるのもこの時期です。春から夏には自然と触れあうプログラムもいろいろ用意されていて、中には山菜てんぷら付きの山菜ハイクなんていうのも...。
また、2001年度のNEWアイテムとしてノルディックウォーキングが紹介されています。雪のない森を2本のポールをついて歩くウォーキングで、時間あたりの消費カロリーは通常のウォーキングの約2倍とか...。もちろん、そば打ち体験やジャム作りなどの食体験プログラムやクラフトプログラムは、今年も健在のようです。
右のイメ−ジは、昨年5月の水の教会。その名前のとおりの本来の姿が楽しめます。
下旬には、札幌市内のライラックが見頃を迎えます。ちょっと、寄ってみるのもいいかもしれませんね。
01/04/23 

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